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憲法9条インターネット国民投票というサイト first-read-to-yourself

安全保障関連法案が世論を刺激している影響の中で、「憲法9条インターネット国民投票」と銘打ったウェブサイトを発見した。

 

first-read-to-yourself.com

 

発見したのは、first-read-to-yourself.comというサイト。

2015年7月19日から公開されている。

 

ページのトップには、憲法9条改定に対する意見を街頭などでインタビューした動画が掲載されている。

国民の政治に対する関心を「9条改定」をきっかけにして高めようとする意図のようだ。

 

 

「改正に賛成」、「改正に反対」、「よくわからない」の3つの選択肢から、自分の意見と合致するものを選んで投票する形式。

現在は、賛成が反対を5%ほど上回っているようだ。

 

「9条のどのような改定に対して賛成・反対を述べるのか」という点が不明瞭であったり、右・左という時代錯誤的な政治的スペクトルを用いたりしているなど、問題点も多いように見受けられるものの、動画はセンスがある。

 

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ウェブサイトの製作者の意図に反して、むしろ、最近の国民の政治に対する関心の高さが、このウェブサイトからは観察されるようだ。

投票率の低下は、政治的無関心の顕れというよりも、システム的な問題ではないか、という気がしてくる。