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韓国と北朝鮮の高位級会談 妥結の模様

地雷爆発事件以来、緊張が高まっていた韓国と北朝鮮

22日夕方より、軍事境界線にある板門店で、両国の高位級会談が開かれたが、会談は中断をはさみながら長期化。

先行き不安が広がっていたが、8月25日未明に、合意が行われた。

両国の緊張関係は、ひとまず緩和に向かうとみられている。

 

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詳細は伝わっていないが、

北朝鮮側が「準戦時状態」を解除。

韓国側が軍事放送を中止。

という条件で妥結した模様だ。

北朝鮮側は「遺憾の意」を表明したものの、結局、地雷爆発事件の事実認定については曖昧なまま。

明確な謝罪もなかったと考えられ、韓国側が大きな譲歩を強いられた形と見てよいだろう。

北朝鮮のお家芸「瀬戸際外交」がまたも、功を奏してしまった形になり、強硬論の強まっていた韓国国内では、政府に対する批判も高まりそうだ。

今後、ソウルや平壌で南北関係改善のための当局会談を開くことでも同意したため、韓国側は今後も継続して、地雷問題を追及していくものと見られる。

セウォル号、MERSの問題などがあり、支持率低下が顕著な朴槿惠政権は、任期がまだ3年も残る中、再び懸念材料を抱えてしまったと言えるだろう。

 

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